クロアチア旅行記

プリトヴィチェ湖群国立公園

プリトヴィチェ湖群国立公園

ドゥブロヴニク

ドゥブロヴニク

 

2017年正月早々から8日間、イタリアの右隣にあるクロアチアを旅行しました。

はじめてクロアチアの旅行を考えた時、一体ヨーロッパのどこにあるのか正確な位置がわからなかった。それもそのはず。かつてはユーゴスラビアという国であった。ユーゴスラビアはもともと連邦であり、それが1992年から2006年にかけて独立していき、クロアチア、スロベニア、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロ、マケドニアという国になった。
 今回の旅行をひとことで表せば、やや大げさだが「耐寒訓練」であった。地中海に面している国でもあるので、冬とはいえそれ程寒くないところだったのだが、たまたま寒波が襲来した時にぶつかってしまったという感じである。しかし、それも"貴重な"経験になった。(やせがまん!)

1/1   夜にエミレーツ航空で成田からドバイへ。この日は機中泊。
1/2   ドバイに着後、乗り継いでイタリアのヴェネツィアへ。つまりイタリアから陸路でクロアチアに入るのである。 お昼を回ってヴェネツィアに着いた。そしてバスで国境を越え、クロアチアのリゾート地 オパティアへ 向かった。
 

1/3 真冬の神秘、プリトヴィツェ湖群国立公園

午前中は旅の最初にクロアチア一番の観光スポット、プリトヴィツェ湖群国立公園の見学である。クロアチアの”九寨溝”といわれている。規模ではやや小さいが美しさでは負けていない。真冬のプリトヴィツェは夏よりも美しいのではないかと思った。本来でも美しい湖が雪と氷で化粧しているのである。幸いに湖を遊覧するボートも運行されていて湖から湖岸を見ることもできた。神秘的ということばがあてはまる光景であった。公園内の歩道はところどころ凍っていて歩くのに注意が必要であった。細心の注意を払い、前の方に重心をかけて小幅にして歩いたので一度もすべることはなかった。しかし、同行者で滑って転んだ人は何人もいて、そのうちの一人は骨折をして病院で治療を受けた。

路面が凍った歩道

細心の注意で歩く

凍った滝

宝石のような緑色の湖面

湖を雪と氷で化粧!

中心部

神秘的な風景

遊覧船の船着場付近

遊覧船からの風景1

遊覧船からの風景2

遊覧船からの風景3

遊覧船からの風景4

8/4 シベニクとトロギールの観光

午前中はシベニク観光、その後トロギールへ。

聖ヤコブ大聖堂

大聖堂周辺

大聖堂内ステンドグラス

大聖堂内部

シベニク旧市街

世界最古の電気の街灯

シベニク港、ケガした白鳥の捕獲作戦

トロギール聖ロヴロ大聖堂

 

1/5 クロアチアを代表する世界遺産、ドゥブロブニク旧市街の観光

クロアチア観光の目玉スポットとも言うべきところである。ただし台風並みの強風に加えて小雨も混ざる悪天候に見舞われ、ゆっくりと散策というわけにはいかなかった。しかし、せっかくの機会だったので雨にも負けず風にも負けず旧市街を取り囲む城壁の上を歩いた。それがよかった。悪天候ながら城壁から見る風景はすばらしいものだった。歴史の中で時間が止まった空間というのは正にこのことだと思った。オレンジ色に近い屋根の家々が城壁内に密集している中世の街並みが目の前に広がっていて、しかも独り占め状態だった。観光客は一人も見かけなかった。

ドブロヴニク・ピレ門

城壁から見た旧市街

城壁からの風景

城壁沿いにあるミンチェタ要塞

城壁から見えたロブリイェナッツ要塞

シティハーバー

ドブロヴニク城壁内の通り

ドブロヴニク旧市街夜景

1/6        ローマ時代の遺跡が残るスプリット観光

今から約1700年前に、ローマ皇帝ディオクレティアヌスは余生を送るためにここスプリットに宮殿を建てた。皇帝の死後、ローマ帝国の衰退に伴いこの宮殿は数百年間廃墟だったが、7世紀頃、人々が宮殿内の古い石材などでリフォームを行い住み始めた。これがスプリットの起源です。それにつけてもこの日は寒かった。この地でも何十年ぶりかの寒さであった。現地ガイドにあなたがたは”幸運”(?)だと言われた。

元々の建物に増築した跡がうかがえる部分

ローマ時代らしい柱

これもローマ時代の雰囲気

かつての皇帝住居の玄関

聖ドムニウス大聖堂

グルグール・ニンスキ司教(10世紀)

  スプリットの観光の後、オパティアへ。日本への帰路につく。

1/7  午前中にバスでクロアチアのオパティアからイタリアのヴェネツィア空港へ。午後、ヴェネツィアから空路ドバイへ。
1/8 ドバイから空路成田へ。

※今回4か国訪問

8日間のクロアチア観光だが実際には4か国を訪問したことになる。まずクロアチアに入るのにイタリアのヴェネツィアからスロベニアを通ってクロアチアに入った。クロアチア内で移動中に一時的にボスニア・ヘルツェゴビナを通過した。かつてユーゴスラビア連邦という一つの国から独立したということがよくわかる現実であった。

ボスニア・ヘルツェゴビナ

同じ場所で別時間に

 


 

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