2023年3月下旬から10日間トルコに行ってきました。トルコはイタリアやギリシャに比べても負けない観光資源大国ということがわかりました。特にエフェソス遺跡とチャタルホユック遺跡がその例である。
それにしても不思議だったのは、今年の2月にあったトルコ・シリアの大地震の被害を全く見なかったことである。それでトルコ人の現地ガイドに地震のことを尋ねたら、被害は今回訪問したところからかなり離れているということであった。一番近いところでカッパドキア地方で地震の時はたしかに揺れたそうである。
カッパドキア パムッカレ エフェソス遺跡 チャタルホユック遺跡 アヤソフィア スルタンアフメット
これから日程に沿って、紹介していきます。
3/25成田発 ドーハ経由でアンカラ到着
成田・ドーハ(カタール)が13時間、ドーハからアンカラが4時間の飛行時間、これが最初の苦行である。およそ3年ぶりなので耐えられるか、と思ったが何とかしのいだ。アンカラ到着後はバスで4時間半かけてカッパドキアへ向かう。途中、アンカラ市内観光(アタチュルク廟、トゥズ湖)。
カッパドキア観光 3/26から3/28まで
”奇岩、変岩?”がこれほどの広い範囲で形成されていることが非常に珍しい。それも自然遺産であり、かつ歴史文化遺産でもある点が貴重である。17年前に訪れたが当時見た景色はほんの一部であったことがわかった。ともかくじっくり見てください。
※カッパドキアの成り立ち
カッパドキアの景観は、数億年前に起きたエルジエス山とハサン山の連続した大噴火によって造られたもの。 火山灰と溶岩が数百メートルずつ積み重なり、凝灰岩や溶岩層になった。 その後も岩部は風雨に打たれて侵食がすすみ、今では硬い部分だけが残され、“妖精の煙突”とも言われる摩訶不思議な奇岩群を形成した。 (Wikipediaより引用)
柔らかい岩に住居や教会 ラクダ岩 広範囲にこういう風景 大規模 奇岩の成り立ちがわかる地層
チャタルホユック遺跡 3/29
トルコ・アナトリア地方南部、コンヤ市の南東数10キロ、コンヤ平原に広がる小麦畑を見下ろすことができる高台にチャタルホユックの新石器時代遺跡はあります。新石器時代から金石併用時代の遺跡として2012年に文化遺産として世界遺産にも登録されている観光スポットです。その特徴として紀元前7500年にまでさかのぼると推測されている最下層の貴重さ、またチャタルホユックの新石器時代遺跡の圧倒的な規模の大きさや複雑な構造から、世界最古の貴重な都市遺跡とされています。(スカイチケット https://skyticket.jp/guide/117629から引用)
パムッカレとヒエラポリス遺跡 3/29
前回17年前にトルコを訪れたとき立ち寄れなかった場所で、今回の旅行で期待していたスポットだった。しかし、残念ながら湧き出る温水の量が少なくなっていて、写真などで見ていた風景と違っていた。いわゆる大浴場のような池に水が溜まっていないのである。自然のことなのでやむを得ないことであるが残念。
パムッカレとは、トルコ語で「綿の宮殿」という意味で、昔からこのあたりが良質の綿花の一大生産地であったことからきている。
二酸化炭素を含む弱酸性の雨水が台地を作っている石灰岩中に浸透し、炭酸カルシウムを溶かした地下水となる。その地下水が地熱で温められて地表に湧き出て温泉となり、その温水中から炭酸カルシウム(石灰)が沈殿して、純白の棚田のような景観を作り出したものである。
ヒエラポリスとはパムッカレの石灰棚の上方にある遺跡で、ローマ帝国の温泉保養地として栄えた。ローマ帝国時代にも地震で破壊されるが、その後復興。しかし1354年の大地震で完全に廃墟と化す。円形劇場、ローマ浴場が残る。 (Wikipediaより引用)
エフェソス遺跡 3/30
クレオパトラやアントニウスがローマ時代に過ごしたと言われている遺跡である。2000年前からの歴史が残っている。都市遺跡としては世界最大規模でその広大さに驚かされる。未発掘の部分も多く、我々が見ることのできるだけでも大規模である。そのためか、通りを歩いていると、古代にタイムスリップしてクレオパトラに遭遇できるのではという空想に浸ることができる。もう1回来てじっくり見学したいところである。
公衆浴場とトイレ 水風呂、サウナ、マッサージもあった 建築技術が進んでいる 彫刻が美しい 古代へタイムスリップ グレテス通り(クレオパトラの道) セルシウス図書館 エフェソス遺跡の代表的な建物 図書館の建物の規模が大きい 円形大劇場 球場のような観客収容人数 円形大劇場 遠くから見た円形大劇場
イスタンブール歴史地区
徒歩圏内にブルーモスク(スルタン・アフメット)、アヤソフィア、トプカプ宮殿、グランドバザールなどがある。17年前と変わらぬ風景であった。前回、 グランドバザールは休みだったので今回はぜひとも雰囲気を味わいたかった。
アジアとヨーロッパの接点としてのイスタンブールは、やはり歴史的にも文化的にも、地理的にも興味深い都市であることは間違いない。
※スルタン・アフメット・モスク
イスタンブールを代表するモスクで、世界遺産であるイスタンブール歴史地域の歴史的建造物群のひとつ。オスマン帝国の第14代スルタン・アフメト1世によって1609年から1616年の7年の歳月をかけて建造された。(Wikipediaより引用)
※アヤソフィア
360年建設、537年再建のキリスト教の大聖堂。15世紀からのオスマン帝国時代にはモスクに転用され、20世紀に無宗教の博物館に変えられた。再建時以来の直径31mの大ドームとモザイク画、モスク時代に付け加えられた4本のミナレットをはじめとするモスクとしての装飾が残る。1985年、世界遺産「イスタンブール歴史地区」に登録されている。
(世界の歴史マップ https://sekainorekisi.com/glossary/アヤソフィア
/ より引用)
スルタン・アフメット スルタン・アフメット アヤソフィア グランドバザール グランドバザール ガラタ塔
トプカプ宮殿 トプカプ宮殿内の展示 トプカプ宮殿内の展示
アヤソフィア内部 アヤソフィア内部
ボスポラス海峡クルーズ
ガラタ橋の途中から階段を下りて、海峡のクルーズ船に乗船。海から見たイスタンブールの街並みを堪能した。
ドルマバフチェ宮殿 クレリ軍高等学校 ガラタ塔付近 ガラタ塔 オルタキョイ