2025年3月下旬にドバイ、アブダビに行った。今回の旅行で感じたこと。それは、ドバイもアブダビも”世界遺産の未来形”を意識しているように思えてならなかった。
基本情報
面積:8.4万㎢ (北海道より少し大きい)首都:アブダビ
人口:985.7万 通貨:ディルハム
言語:アラビア語(公用語)
宗教:イスラーム(国教)76%、キリスト教9%
※7つの首長国から構成される連邦で「ドバイ国」「アブダビ国」などから成る。したがって、United Arab Emirates アラブ首長国連邦という。

ブルジュハリファの眺め 
砂漠の国ならではの光景
普通の国ではない!
この国は日本人が普通に持っている国の概念を打ち砕いてくれる。国土のほとんどが砂漠。 住んでいる人の90%以上が外国人。医療費や教育費が無料。豊富な石油資源による石油の利益は、国内の公共サービスやインフラ整備に充てられ、国民の生活水準向上に貢献している。
世界一が多い国!
◎ブルジュ・ハリファ
828mの塔の形をした高層ビル。東京スカイツリーが634mだからその高さがすごい。われわれが昇ったのは途中までで 124階の展望台「At the Top」で地上456mだった。148階の「At the Top SKY」は地上555mの高さに位置しているそうである。展望台からの眺めは言わずもがなである。
ドバイ・ファウンテンという噴水ショーを夕方に見ることができた。ブルジュ・ハリファを背景にした光と水と巨大な塔のパフォーマンスを堪能させてくれた。

パーム 


★世界一のノッポビルからの眺め
★ドバイ街中の変わった形のビル
◎アブダビ シェイク・ザイード・グランド・モスク
アラブ首長国連邦の初代大統領の名を付けた世界最大級のモスク。2007年に完成。”将来の世界遺産”を意識したような感じを受けた。
◎パーム・ジュメイラ Palm Jumeira
ヤシの木をまねた巨大な人工島 で観光地であり別荘地でもある。観光資源を目的として造られたもので最終的には100以上の高級ホテルと1400戸以上の別荘、商業エリアから成る一大リゾート地になる予定である。実際に展望台から眺めた景観は、とてつもないものであった。
◎ドバイ・フレーム
高さ150m、幅95mの額縁の形をした世界最大の建造物。展望台もあり、上ることができる。 「世界最大の額縁」 としてギネス世界記録に認定 された。

◎世界最大の観覧車「アイン・ドバイ」
高さ250mで、ドバイの街並みを一望できる。

◎ドバイモール
ブルジュ・カリファに隣接。2008年にオープンした世界最大級のショッピングモールで、東京ドーム23個分の敷地には、デパートをはじめ、各種専門店、ブランドブティック、レストラン、カフェなど1,200にものぼる店舗がある。水族館もある。写真の一部をトラベルコのサイト「ザ・ドバイ・モール」より引用。https://www.tour.ne.jp/w_review/DXB/shopping/spot/112407/



ドバイ水族館
★90%以上が砂漠である国に緑がいっぱい!
バスの車窓から街中を見ていて、不思議だったのは、緑がいっぱいという光景である。年間降水量が100mm程度で、夏の気温が40度を超える気候の中で自然のままに任せていたのでは街路樹や草木は育たない。どうやって水を供給しているのか。答えは、人工的に水を供給するホースが土の中に網の目のように埋め込まれているのである。 それが緑を支えているのである。
そして、その水はどうやって持ってきているのか。主に海水淡水化によって供給されている。この国は砂漠地帯に位置するため、淡水資源が乏しく、地下水は塩分濃度が高いものがほとんど。そのため、海水を淡水化する技術が不可欠となっている。














